当たり前のことですが、地震は突然やってきました。
2018年6月18日(月)午前7:58
家族はそれぞれ出勤、登校する時間でもうバラバラでした。突然、下から突き上げるような揺れを感じました。阪神大震災を経験した私は、「ついに来た」と思いましたが、いざとなるとどこに身を置くのが正解か頭の中はぐるぐる回りました。
揺れがおさまると、震源地はどこだったのだろう?家族や近しい人達は無事か・・・不安が襲いました。まずは、小学校へ登校途中の8歳の娘を確認しに、携帯片手に走りました。途中、ブロック塀が倒れている家や、屋根瓦が崩れた家などがあり、誰もケガをしていないよう祈りました。たくさんの登校班を追い抜いて、ようやく娘の班に。学校の先生方も出て運動場に誘導してくださっていたので、とりあえずは、娘を置いて私1人で主人と息子のいる自宅へ帰宅しました。
友人や家族にもすぐ連絡がつき安心しました。電話は通じず、LINEの便利さを痛感しました。
さて、お店です。
鍵屋別館は古い建物で、リノベーションの際、どの程度耐震補強はされたのか分からずとても不安でした。余震が続く中、確認に行くのは怖いので、落ち着いてから様子を見に行こうと言っていたのですが、KAORUさんはいてもたってもいられず、すぐに見に行ってくれました。
お店の扉を開けると・・・なんと、想像を絶する⁉️いつもの風景が!
カウンター後ろの棚のカップやコーヒー抽出器具、物販棚のブリュワーやサーバー、何一つ床に転がらず、いつもの場所にとどまっていたのです。奇跡でした✨
お店のお客様から何人も「大丈夫ですか?」とご連絡いただき、ありがとうございました。「もしもお店がひどい状態なら片付けのお手伝いに行きますよ」と言って下さる方まで。本当に優しいお客様に恵まれ、心から幸せだなと思いました。感謝いたします。
大切な人と
一杯の温かいコーヒー
当たり前でない日常に感謝する日々です。
被害に遭われた皆さまには、心からお見舞い申し上げます。