歯科の待合室。
書棚に一冊の本を見つけ手にしました。
「くじけないで」柴田トヨ
100歳の詩人と話題になったのは10年ほど前のことでしょうか。数編の詩集は待ち時間にはちょうど良いのでページを開いてみました。優しく温かい言葉の中に、コーヒーが出てくる詩を見つけました。
『自分に
ぽたぽたと
蛇口から落ちる涙は
止まらない
どんなに辛く
悲しいことがあっても
いつまでも
くよくよしていては
だめ
思い切り
蛇口をひねって
一気に涙を
流してしまうの
さあ
新しいカップで
コーヒーのみましょう』
人生の大先輩の言葉は
沁みるなぁ。
(IKUKO)