奇跡のような時間でした。
突然、娘の夢が叶ったのです。
70年以上続くNHKの長寿番組『のど自慢』。
2024年3月3日に枚方市総合文化芸術センターで行われることが発表され、2200組以上の応募があったそうです。
その中から選ばれた200組が予選に参加。
生放送前日の予選会でさらに20組に絞られたのですが、なんとその中の1人にうちの中学2年生の娘が選ばれたのです。
予選会にも歌が上手い人は、たくさんいました。しかし、枚方で行われる『のど自慢』は、枚方の紹介や様々な人間模様も選考要素に含まれます。娘は、地元中学のバレーボール部員。オリンピックイヤーで男子バレーボールの強豪チーム"パナソニックパンサーズ"があることも今の枚方の大きな紹介ポイントです。パンサーズファンで明るく物怖じしない性格の娘が選ばれたのは、とてもラッキーでした。
出場者は、中学2年生から82歳までの個性豊かな20組。そんな素人の集まりを、翌日の生放送に向けて1つのチームとしてまとめ上げていく番組スタッフのお仕事は、実に見事なものでした。
無事に番組が終了した楽屋で、最高齢82歳のおばあさんが言いました。「応募してみないと何も始まらないと思って勇気を出して良かった。いくつになっても楽しいことはありますよ。」
夢が叶ってしまった娘はというと・・・予選会からの奇跡の2日間を終え、緊張の糸がプツリと切れて帰宅後は爆睡。
目覚めると早くも次の新しい夢を抱いていました。
もう一度、のど自慢に出る!
(IKUKO)